STORY

「 父親だって…
我慢できないときがあるんです 」


家政夫バイトの大学生・阿澄が訪れた成瀬家。
シングルファザーの成瀬さんと
息子・壱佳の二人家族だが、
この成瀬さんがあまりにも色っぽい…!!
ノンケのはずなのについ意識してしまう阿澄。
そして成瀬さんが欲求不満なことに気付くと、
ついつい魔が差してしまい…。
成瀬さん、子持ちのくせにエロすぎだろ…!

8
覚悟、決まった

阿澄が成瀬を大切に思う気持ちを感じ取った油井。
後日、油井のはからいで、壱佳を油井家に預けてデートに行くことになった成瀬と阿澄。
二人で過ごす時間を照れくさく思うが、成瀬は周りの夫婦や親子連れを見て、「普通」とは違う自分たちのあり方を後ろめたく思ってしまう。
阿澄からの好意をしっかりと感じていながらも、まだ不安の抜けない成瀬。
その様子を見た阿澄は成瀬の手を引いてホテルに連れていき…
成瀬さん…ずっと不安だったんだな。

7
好きなんだ…どうしようもないくらい

ある晩、成瀬家に同僚の油井が訪ねてくる。
油井は成瀬の離婚の相談にも乗ってくれた頼もしい友人で、近頃元気のない成瀬を心配して来てくれたのだった。
再婚の話題まで聞いてくる油井に、成瀬はつい好きな人がいると打ち明けてしまう。
一方、大学の飲み会に出ていた阿澄だったが、どうしても成瀬のことが諦めきれずに飲み会から抜け出していた。
阿澄が夜中に成瀬家を訪れると、現れたのは成瀬ではなく油井で…?
俺は成瀬さんの力になりたいって思ってる…そう決めた。

6
なんで…本気だってわかってくれないんだ

公園に遊びに行く成瀬親子と阿澄。
ほのぼのと過ごす時間を幸せに感じる成瀬だったが、自分が阿澄の将来を奪ってはいけないと思い、いつかは身を引くことを心に決める。
壱佳にも懐かれて家族同然の付き合いを楽しんでいた阿澄は、男同士だからと一線を引こうとする成瀬にショックを受けてしまう。
家政夫の仕事を辞めて、仕事じゃない関係になりたいと望む阿澄は成瀬に思いのたけをぶつけるが…。
俺はこの人がほしいと思ってた…でも、もう…

5
本当は仕事としてじゃなくて、もっと…

無事に仲直りした二人。阿澄がいることで成瀬も少しずつ心に余裕が生まれ、親子にとって阿澄が大切な存在になり始めていた。
しかしそんな中で、突然壱佳が家からいなくなってしまう。
夜の街中でひとりで壱佳を探すうちに、離婚した妻との険悪なやりとりを思い出してしまう成瀬。
成瀬が「ひとりで守っていくって決めたのに…」と苦しむ一方で、阿澄もまた壱佳のことを心配して探していて…
大好きな人を助けたい気持ちは、俺も同じだから。

4
俺ができることを手伝いたい…これからも

突然の解雇宣告に戸惑い、成瀬を傷つけてしまった阿澄。最後に頼まれた壱佳のお迎えで、母親たちの噂話を聞いてしまった。
これまでの家政婦との関係を勝手に怪しむ母親たちに腹が立ち、会話に割って入ってしまう。
しかし、自分もまた成瀬に心無い言葉をかけてしまったと、改めて悔やむ阿澄。
壱佳が寝ついた後、「今までありがとう」と依頼を終わりにしようとする成瀬を、阿澄は思わず抱きしめて――…
成瀬さん、泣かないでよ…。

3
パパもたまには甘えたらいいんです

家事の腕を買われて仕事はまだ頼んでもらえるものの、成瀬に警戒されっぱなしの阿澄。
「えっちなことしてこないで」と釘を刺されてしまう。でも、恥じらいながら言い放つ様子に、また阿澄は煽られてしまう…。
壱佳の寝かしつけから戻ってこない成瀬の様子を見に行くと、壱佳と一緒に寝落ちしていた。
仕事と育児に奮闘する成瀬がいじらしくなった阿澄。お疲れの成瀬を癒そうとマッサージをするが…?
今度は成瀬さんをお世話する番です。

2
二人きりなら、触っていいの?

意外にも再び成瀬に仕事を頼まれた阿澄。どうやら成瀬の一人息子・壱佳に気に入られたらしい。
クビにならなかったことに安堵しつつ、阿澄は先日の過ちを繰り返さないように無心で仕事をしようと努める。
しかし、ふとしたときに見せる成瀬の艶っぽい反応に、阿澄の理性は徐々に揺らいでいってしまう。
食事中も料理そっちのけで成瀬のことが気になってたまらない阿澄。隣に座る成瀬につい触れたくなってしまって…?
くそっ…何なんだよ、この人の色気…!

1
父親だって…我慢できないときがあるんです

家政夫のバイトのため、ある家を訪れた大学生・阿澄。現れたシングルファザー・成瀬の色気に、男相手にも関わらずドギマギしてしまう。
成瀬は一人息子・壱佳の育児と仕事に追われて家政婦を雇っていたが、どうやら以前の家政婦に惚れられてしまったらしい。
トラブルを避けるため男を雇ったようだが、男の自分にも十分通じる色気に戸惑う阿澄。
なんとか家事をこなしていたが、成瀬の寝室で「あるモノ」を見つけてしまい…!?
ノンケのはずなのに…俺、この人に触りたい…っ

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